手描き・手づくりにこだわり 訴求力のある楽しい売場に!
オリジナルにこだわった売場
今年の春に実施された東洋水産の「パリパリ無限シリーズディスプレイコンテスト」において、アイデアコースのグランプリを受賞したのは、㈱カスミ(茨城県つくば市、折本文孝代表取締役社長)のフードスクエアカスミ匝瑳店である。店長の小島充氏は「入賞はできるのではないかと思っていましたが、グランプリを受賞できたことは驚きであり、とてもうれしく思います。これも、スタッフのおかげです」と語ってくれた。売場づくりを担当した和風日配担当の大木京子氏は「グランプリには、なかなか手が届かなかったので、『やっとグランプリを取れた』とうれしさが込みあげてきました。店長をはじめ、スタッフの協力があっての受賞です」と笑顔で喜びとスタッフへの感謝を語ってくれた。
今回は、手書き文字と手描きイラストにこだわったオリジナリティーにあふれた売場づくりが行われた。
「パリパリ麺と野菜が出会いました」と手書き文字によるテーマを掲げ、「パリパリ無限シリーズ」のアイテムであるキャベツ、もやし、ピーマン、ほうれん草をオリジナルでイラスト化。大木氏は「お子さまにも野菜を食べてもらいたいとの思いから、かわいいイラストにしました。フロア什器にもイラストをつけたのは、子ども目線に合わせることで、食べたいと思ってもらえることを意識しました」と話す。
オリジナルを追求し、買物が楽しくなる売場づくりは、注目度が高く、野菜との関連販売につながるという結果となった。
売場づくりを社内で共有
㈱カスミは、茨城県を中心に、千葉県、埼玉県、栃木県、群馬県、東京都に201店舗を展開している。それぞれの店舗は地域密着型であり、商圏内で支持される店として挑戦を続けている。
小島店長は「地域の嗜好に合わせた食品などは、本部と相談の上で、ラインアップに加えることができます。弊社のスローガンである『あなたがうれしいと、私もうれしい』を実践する取り組みの1つです」と語る。
売場づくりにおいては、ネット環境を利用して、各店舗の売場づくり事例をアップしている。いかに楽しい買物をしてもらえるか、訴求力はあるかなど、社内で情報共有することで、全店舗の売場づくりのレベルアップを促進している。その効果もあり、ディスプレイコンテストにおいて、上位入賞する店舗が年々増加している。
同店には、催事用のスペースがない。そのため、売場づくりも工夫が必要とのことだ。今回も入口からでも売場がわかるように、高さを出すために青いシートを利用して手書きテーマを掲げることで、視認効果をアップしている。
「売場の中で展開するために、いろいろな制限があり、配慮も必要です」と大木氏。そこで、売場をつくっている段階で、店長や他のスタッフにアドバイスをもらいながら仕上げていったとのこと。
さらに、絵を描くことが得意なスタッフに、イラストの顔部分を仕上げてもらうなど、さまざまな協力があった。
売場づくりが楽しくて、大好きと話す大木氏は「店長をはじめ、スタッフの協力を得ながら、次回もディスプレイコンテストに挑戦したい」と語ってくれた。




