新キャベツの季節を活用して商品の再認知を強力に訴求!
地元食材で訴求力をアップ
3月から5月にかけて実施された東洋水産の「香ばし麺がおいしい!パリパリ無限シリーズ ディスプレイコンテスト」において、アイデアコースのグランプリを受賞したのは㈱スズキヤ(神奈川県逗子市、高城宏一代表取締役社長)のスズキヤ新杉田店である。商品部バイヤーの石岡久志氏は「まさかのグランプリだったので驚いています。高い評価をいただけたことは、とてもありがたいです」と笑顔で語ってくれた。
副店長の伊藤和哉氏は「入賞経験はありますが、グランプリは初めてであり、光栄です。日々の売場づくりの取り組みが実を結びました」と話す。
今回のコンテストは来店客に「パリパリ無限シリーズ」のおいしさと簡便性を再認識してもらうことをテーマに取り組んでいる。
そのために、シリーズの全アイテムをラインアップ。さらに、注目度を高めるために大型トップボードは、キャベツ畑の写真を採用している。
「新キャベツの季節なので、視認効果が高いと判断しました。そこで、商品部のスタッフが三浦半島のキャベツ畑まで行って、撮影した写真を使用。地元のおいしい新キャベツで、食卓を楽しんでもらいたいというこだわりです」と石岡バイヤー。
旬の地元野菜を活用したアピールは、販促効果が高く、キャベツだけでなく、もやしなどの他のアイテムも好調に推移。「パリパリ無限シリーズ」の認知度を再びアップするという目的を達成することに成功した売場となった。
商圏ニーズに応える密着型
㈱スズキヤは、神奈川県内に9店舗のスーパーマーケットを展開している。その経営理念は「食文化を通じて地域社会に貢献する」というもの。そのために、店舗ごとに商圏特性を生かした品揃えを視野に入れ、顧客のニーズに応えることも重視している。
新杉田店は、京浜工業地帯が商圏内にあることから、仕事帰りに立ち寄る男性客が多いことが特徴となっている。
「平日や週末は、主婦層が多いのですが、夕方から夜にかけては、男性客の来店が増えます。そのため、男性好みの食品やお酒のおつまみになるような居酒屋メニュー的なものを意識してラインアップしています」と石岡バイヤー。
「パリパリ無限シリーズ」は、カット野菜を使用することで、より簡単にできあがり、野菜を摂ることができ、つまみにもなることから、「主婦層はもちろん、男性客にも勧める価値がある商品です」と伊藤副店長は話す。
また、常温で陳列できることから、店内での扱いの自由度が高いことは魅力である。大陳の際も展開場所や陳列量をあまり気にせずに取り組めることは、コンテスト参加へのメリットにもなっているという。
「東洋水産の商品は売れ筋であり、グランプリをいただいたことから、今後もコンテストには、積極的に参加していきたい」と語る石岡バイヤー。早くもマルちゃん焼そば50周年のディスプレイコンテスト参加に意欲を見せており、「実は、いまからアイデアを練っています」と話す。
伊藤副店長も「当店は大型店ですので、次回はボリュームコースに参加してみたいと思います。そして、グランプリをねらってみたい」と抱負を語ってくれた。