受賞店の声日雑

紅いベニカXシリーズ ディスプレイコンテスト ボリュームコース グランプリ HIヒロセ スーパーコンボ小郡店

募集締切:
紅いベニカXシリーズ ディスプレイコンテスト

主催:住友化学園芸

“商品が主役”をキーワードに商品が際立つ演出を実現

新店としてオープン直後に参加 チームの力でグランプリを獲得

HIヒロセ スーパーコンボ小郡店

HIヒロセ スーパーコンボ小郡店

今回ボリュームコース・グランプリを獲得したHIヒロセ スーパーコンボ小郡店は、2021年4月にオープンしたばかりの新店。ホームセンター(HC)の売場と、生鮮を含む食品スーパーの売場をワンフロアで展開する大型店だ。

同店店長の大石匡巳氏は、「これから一緒に働いていく新しいスタッフが集まったところでしたので、コンテストに協力して取り組むことで、店全体の雰囲気や意識にもいい影響が出るのではないか、と考えて参加しました。陳列そのものは非常にいいものができたと考えていましたが、その結果がグランプリということで、驚くと同時に大変うれしく思っています」と言う。

コロナ禍の影響を受けるなかでの新店オープンだったが、大石店長は「だからこそ、家庭園芸やDIYといったお客さまの需要が高まっており、それに十分に応えていける店舗にしていきたい」という強い思いのもとでさまざまな売場づくりや品揃えを試行錯誤しながら、現在のトレンドや地域の需要にマッチした店づくりを考えている。

今回の大陳期間の実績については、新店であるため昨年実績との比較はできないが、既存店の昨年実績と比較すると、5倍程度という、好調な売上を記録。見せ方によって、大きく実績アップにつなげられるという手応えも得られた。

「今回ご提案いただいたベニカXシリーズの大陳は、とてもいい企画だったと思っています。コロナの影響があるなかで、今後も売場づくりにはさまざまな変化が求められていくことになりますが、それを考えていく上でいい経験になりました。本部と店舗のスタッフや営業担当など、みんなが協力しながら、オリジナルの販促物、支給された販促物などを効果的に使用することができました」(大石店長)。

LEDライトを組み込んだオリジナル什器を製作

HIヒロセ スーパーコンボ小郡店

写真中央:HIヒロセ スーパーコンボ小郡店店長 大石匡巳氏、左:同店園芸担当 中倉京子氏、右:同店園芸担当 髙山響氏

今回の陳列では、「あくまでも商品が主役」という考えを貫いた。飾り付けやディスプレイではなく、とにかく商品が目立つように演出を工夫している。陳列は出入口に近い場所に専用の什器を設置して展開。来店客の目に飛び込んでくるような一等地を選んだ。

陳列に使用した専用のオリジナル什器は本部の支援を受けて製作しており、商品の「紅い」カラーを引き立てるような色合いを工夫。製作には1〜2日程度かかったが、HCだけにこうした作業を日頃から経験しているスタッフが多く、得意分野でもある。

これに加えて、さらに商品を目立たせるために、什器のLEDライトを組み込んだほか、モニターディスプレイも設置。見た目のカラーリングやボリューム感によるインパクトに加え、ライトアップや音、映像などを駆使して、視覚と聴覚に同時に働きかける注目度の高い売場をつくり上げた。

大石店長は、「陳列の前で立ち止まったり、商品を手に取ってみるお客さまが多く、“目立つ”というねらいについては、十分な効果が実感できました。今後の売場づくりを考える上でも、大陳は重要な手法になります。どんな場所でどれくらいの数量を展開するべきかなど、店全体で参考にしていきたいと思います」と言う。

HIヒロセ スーパーコンボ小郡店

オリジナル什器に商品を単品に絞って大陳展開。商品のカラーリングを生かした迫力に加え、LEDライトやモニターディスプレイなどを駆使して、圧倒的に目立つ陳列を行った