黒基調の高級感ある「香薫®」の売場演出でグランプリを獲得
「香薫®」の魅力を訴求
2026年4月1日から5月31日を期間に、プリマハムが開催した「2026年度香薫®ディスプレイコンテスト」でグランプリを獲得したのは、オーシャンシステムが展開する食品スーパー「チャレンジャー巻店」(新潟県新潟市)だ。売場づくりを担当した精肉部門の西城諭氏は、「賞をいただくのははじめてなので、とてもうれしい」と素直に喜びを語る。
ディスプレイを展開したのは、主通路に面した精肉部門の冷蔵平台ケース。青果、鮮魚に続く精肉部門の一角の目立つ立地で強い支持を獲得している「香薫®」シリーズを強くアピールした。
陳列したのは「香薫®あらびきポーク」の2個束、中袋、大袋、「香薫®あらびきステーキ」の計4SKUである。12尺の売場の約半分を「香薫®」で占有した。黒を基調とした高級感ある演出を行い、「わたしは、香薫派」のコピーやキャラクター「ソップリン」を随所に配置。手づくりのPOPも交えて完成させた。
メニュー提案にも力を入れ、「おむすびドッグ」を紹介した。ただ商品を並べるだけでなく、食べ方も紹介することにより、実際に手に取ってもらえるよう工夫した。
実は同店では、精肉部門以外が別のコンテストで入賞した実績があり、西城氏も「うちも負けてられない」と一念発起して臨んだ。その思いを実らせる形で、今回のグランプリ獲得となった。
若手育成の場として位置づけ
「チャレンジャー巻店」は2022年7月にリニューアルオープンした。もとは2000年代初頭の開業で、隣接地に建て替える形で生まれ変わった、オーシャンシステムの食品スーパーの中でも新しい店舗のひとつだ。売場面積は同社としては中型クラスに位置付けられる。
巻店は20代の若手スタッフが多いのが特徴。現場への権限委譲を積極的に行う企業風土を背景に、商圏に応じた個店対応でユニークな売場づくりを行っている。週末には特売や試食会などのイベントで集客し、平日夕方に訪れる共働き世帯や若いファミリー層のリピート来店につなげる。この結果、リニューアル以降、客数・売上高とも右肩上がりで推移している。
ただ新潟県内は近年、競争が激化しているのが現状だ。商勢圏各地では有力スーパーや生鮮強化型のドラッグストアがひしめく中、髙橋氏は「価格は他社に見劣りしない自信があるが、それだけでは選んでもらえない。価格以外の価値で選んでいただけるよう努力したい」と明かす。
コンテスト参加の意義について、髙橋氏は「自分たちの取り組みが評価されると、スタッフのモチベーションが高まり、人材育成につながる」と語る。西城氏も、今回学んだ見せ方の工夫を日々の売場づくりに生かしていきたいという。
今後について西城氏は、「独自の売場づくりでお客さまからの注目度を上げたい。メニュー提案の幅を増やすなど、さらに売上を伸ばせる売場づくりに挑戦したい」と意気込みを見せる。




