受賞店の声加工食品

オイルの力で、もっとおいしく! ディスプレイコンテスト オイルで揚げよう!コース グランプリ ㈱マツモト 新丸太町店

オイルの力で、もっとおいしく! ディスプレイコンテスト

主催:日清オイリオグループ株式会社

金運上げるディスプレイで見事グランプリを獲得!

売場で「金運最強」を表現

㈱マツモト 新丸太町店

グランプリを獲得した「㈱マツモト 新丸太町店」

2024年11月1日から25年1月31日までを期間に開催された、日清オイリオグループの「オイルの力で、もっとおいしく! ディスプレイコンテスト」のオイルで揚げよう!コースで見事グランプリを獲得したのは、「㈱マツモト 新丸太町店」だ。売場づくりを担当したグロサリー部門の島村一考チーフは「最高賞をいただき、大変うれしく思います」とストレートに喜びを表現する。

総菜部門に隣接する催事コーナーにおいて、今年1月13日から31日までの19日間、ディスプレイを展開。多くの来店客が往来する場所で商品を強くアピールした。売場の上部には今年の干支、巳をモチーフにした「2025」の数字バルーンを掲げ、「巳年×黄金油=金運最強」というインパクト抜群のPOPも設置。さらに、売場の前面にはヘビのキャラクターとともに「金運アゲ」の文字を記した鳥居を据えた。

売場づくりの意図について、島村チーフは「商品の値上げが続く中で、オイルで『揚げる』と金運を『上げる』をかけながら、お客さまに揚げ物をイメージしていただけるよう工夫しました」と教えてくれた。

立ち止まって見入る来店客が多く見られ、注目度は高かったという。商品の動きもよく、定番売場で展開していた時と比べ、どのアイテムも総じて2割増で売れるなど実績の大幅伸長に貢献した。

京都市北部エリアの基幹店

㈱マツモト 新丸太町店

右から山口雄太郎店長、グロサリー部門の島村一考チーフ、嶋畑颯太さん、気谷洋平さん

京都府亀岡市に本部を構える㈱マツモトは25年3月現在、24店舗を展開するスーパーマーケット(SM)企業だ。生鮮食品を強化、さらに地元京都の商品も積極的に扱う品揃えが特徴で、各地で強い支持を得ている。

その中、今回グランプリを受賞した新丸太町店は、京都市北部エリアにおける基幹店。オープンは2009年3月、売場面積は同社でも大型に分類される728坪を誇る繁盛店である。

ただ、商圏内には「ライフ太秦店」「万代嵯峨広沢店」「いかりライクス常盤店」などの有力店が複数ある。さらに近いうちに、集客力の強い競合店のオープンが相次ぐとみられており、同エリアでの競争は激化傾向にあるのが実情だ。

これに対し、同店では味、鮮度、品質にこだわった商品で他店との差別化を図る方針だ。山口雄太郎店長は「豊富な品揃え、さらに接客にも力を入れ、幅広いお客さまにご利用いただけるよう努力したい」と話す。

このような状況の中、ディスプレイコンテストに取り組む意義について、島村チーフは「単なる価格ではなく、驚き、面白さといった価値を伝えられるのが大きなメリット」と明かす。

今後も、同店では機会があればコンテストへ参加する意向を持つ。競合店とは一味違う売場づくりを工夫し、マツモトの魅力を伝えていく方針だという。島村チーフは「個人的にも陳列が好き。できれば次回もグランプリをめざしたい」と抱負を語ってくれた。

㈱マツモト 新丸太町店

「金運を上げる」と「油で揚げる」をかけて、来店客に揚げ物を想起させるアイデアが秀逸な陳列