社内一丸となって冷凍パスタを強化 創意工夫の売場づくりでダブル受賞
伸長する冷凍パスタに着目し数年前より取り組みを強化
2026年4月~5月の期間で行われた日清製粉ウェルナ「マ・マー 青の洞窟 春のパスタディスプレイコンテスト」。リオン・ドール コーポレーションは企業賞準グランプリ、船引店は冷凍食品コースグランプリとダブル受賞を達成した。
同社は福島県を中心に4 県でスーパーマーケットを展開する地域密着型チェーン。受賞に関して、商品部加工食品バイヤーの長谷川尚子氏は「昨年に続き、高い評価をいただけたことは非常にありがたいです」とし、担当者・店長・メーカーの営業まで含めたチーム全体のモチベーション向上につながる受賞だと声を弾ませた。
同社では、冷凍食品のなかでも特に麺類カテゴリーの伸長を見据え、数年前より日清製粉ウェルナとの取り組みを強化。今回のコンテスト参加はその延長線上にあり、「販売コンテストを通じて売上をさらに伸ばしたい」という狙いがあったという。
67店舗全店に展開を呼びかけ、長谷川氏が指示書を作成し、チラシ連動も含めて全店で重点販売を実施。売場づくりは各店の裁量に委ね、売場担当者が商品価値やこだわりを理解したうえでPOP等を作成した。
同社では「どうすればこの商品が売れるか」を店ごとに考え抜く文化があり、結果としてオリジナリティある売場が多数生まれた。対象となった「もちもち生パスタ」と「青の洞窟 Piccolino」の展開は全店で実施され、互いの売り方を共有しながら切磋琢磨することで、チェーン全体の売場力向上につながったという。
展開を通じ、売上もブランド認知率も向上
同社では、エリアごとに競合のストアコンパリゾンを行い、カテゴリー特性を踏まえて対策を打つという方針を徹底している。価格競争ではなく、商品の価値を伝える売場づくりを重視する姿勢は、今回のコンテストでも明確に表れた。
特に冷凍食品コースグランプリを獲得した船引店は、冷凍食品に限らずドライでも力を入れて参加する店舗で、今回も大規模な売場を展開。「もちもち生パスタ」と「青の洞窟」の両ブランドを大きく伸ばし、ブランドの認知拡大にも寄与した。期間中の売上は前年同期比120〜130%と高い伸長を示し、コンテスト後も売上が維持されているという。
長谷川氏は「お客さまが商品の特長を理解して手に取り、美味しさを実感いただいて継続的に購入してくださっている」と強調。テレビCMの効果も相まって新規顧客の流入が増え、「青の洞窟だ」と売場で声を上げる来店客も見られたという。
日清製粉ウェルナとの関係については「卸も含めて一丸となって取り組める、非常に良いパートナー」と評価し、前向きな提案が多いことが売場改善の推進力になっていると話す。コンテストで成果を上げた店舗は社内の店長会議で表彰され、担当者のモチベーション向上にもつながる好循環が生まれている。
冷凍パスタは新規顧客の獲得が続き、同社としても今後さらに伸ばしたいと考えるカテゴリーのひとつだ。今回の取り組みを通じて、売場づくりが売上だけでなく認知拡大にも直結することが明確になった。「お客さまに商品をもっと理解していただける売場を作りたい」と長谷川氏。価格訴求だけではなく、商品のこだわりや価値を伝える売場を今後も追求していきたいと思いを語っている。




