受賞店の声加工食品

明治プロバイオ商品 冬季ディスプレイコンテスト R-1 大陳・平台コース グランプリ賞 エバグリーン廣甚㈱ スーパーエバグリーン古屋店

明治プロバイオ商品 冬季ディスプレイコンテスト

主催:株式会社明治

風船使いR-1のボトルを表現 グランプリを獲得

風船を使用した立体的な装飾で来店客の目を引く売場を演出

エバグリーン廣甚㈱ スーパーエバグリーン古屋店

グランプリを獲得した「スーパーエバグリーン古屋店」

2024年12月1日から25年2月28日まで開催された「明治プロバイオ商品 冬季ディスプレイコンテスト」の「R- 1 大陳・平台コース」において、見事グランプリを獲得したのは「スーパーエバグリーン古屋店」(和歌山県和歌山市)である。売場づくりを担当した乳飲料部門日配担当の朝倉美幸さんは「グランプリをいただくのは初めてで、本当に嬉しいです」と満面の笑みで語った。

25年2月4日から10日までの1週間、中通路に面した冷蔵平台でディスプレイを展開した。来店客が多く行き交う視認性の高い場所を選び、商品を強くアピールした。

陳列では、「明治プロビオヨーグルトR- 1」の「食べるタイプ」「低脂肪」「砂糖不使用」「ドリンクタイプ」といった多様なラインアップを、来店客の目を引くように工夫した。

とくに目立つのは、売場上部の飾りつけである。赤色200個、白色30個の風船を使用し、R-1のボトルを連想させる立体的な装飾をつくり上げた。さらに「強さひきだすR-1」などと記した手づくりのPOP、販促物を随所に配置した。

朝倉さんは、多くのスタッフからアドバイスをもらいながらディスプレイの構想を練った。食品部門ドライ担当の薮田美和子さんもその1人で、アイデアを出すほか、陳列作業にも協力した。

斬新なディスプレイであったため、店内での注目度は高かった。そのため定番売場に並べていた時と比べ、いずれのアイテムも3割増も売れたという。朝倉さんは、強い手応えを得たようだった。

圧倒的な品揃えと価格で「地域一番店」の評価を得る

エバグリーン廣甚㈱ スーパーエバグリーン古屋店

左から南方章吾店長、朝倉美幸さん、薮田美和子さん

エバグリーン廣甚は、和歌山県に本部を置き、食品スーパー(SM)やフー&ドラッグ、ディスカウントストア(DS)などを展開する、食品を中心とした小売企業である。近年、地盤の和歌山県のほか、大阪府、奈良県でも積極的に店舗網を拡大している。

そのなかで、スーパーエバグリーン古屋店は、SMとドラッグストアを組み合わせた強い競争力を発揮するフォーマット。2021年の開業以来、約1000坪の売場面積は同社でも最大規模を誇る。同じ施設・敷地内には、自社グループの焼肉店、クリニック、スポーツジムなどが入り、全体として利便性の高い商業施設を形成している。

広い店内を生かした圧倒的な品揃えと低価格を強みに、同店は連日多くの客で賑わい、「地域一番店」としての厚い信頼を得ている。

高い評価を得る同店が、ここ数年力を入れるのがディスプレイコンテストだ。理由について、南方章吾店長は次のように説明する。「商圏内に当社グループのディスカウントストアが営業しています。価格競争では優位に立てず、安さ以外の価値をアピールできるのがコンテストなのです」。

また、今回のグランプリ獲得に貢献した朝倉美幸さんは、「毎日同じ売場ではマンネリ化してしまいます。コンテストは変化の要素を提供してくれる有益な取り組みであり、何より楽しいのがメリットです」と語る。

同店は今後もコンテストへのエントリーを積極的に行う意向を持ち、「できれば次もグランプリをめざしたい」と、早くも連覇圧倒的な品揃えと価格で への意欲を見せている。

エバグリーン廣甚㈱ スーパーエバグリーン古屋店

風船を使用しR-1のボトルを連想させる立体的な装飾で演出。手づくりPOPも随所に配置し、来店客の目を引く売場を展開