ほかにはない発想を生かして蒸気機関車を売場に再現
独自性の高い売場をめざして
明治プロバイオ商品ディスプレイコンテストの「R- 1 平台・インパクトコース」で、グランプリを受賞した食品館アプロたつみ店。競合の厳しい立地環境の中で価格競争のみに頼らず、販売実績につながる売場づくりに努めており、これまでもメーカー主催のコンテストで受賞実績を持つ。
同店店長の矢倉充氏は、「参加するからには、とにかく他店にはない、奇抜な売場をつくり、お客さまに喜んでいただきたい。もちろん販促にもつなげたい。そんな思いで取り組んでいます。グランプリ受賞というのは難しいことですので、今回の受賞は大変ありがたく、喜んでいます」と語る。
その言葉どおり、今回の陳列は、売場でR-1のイメージカラーを生かした真っ赤な蒸気機関車を表現。来店客の目を奪うような迫力ある売場を展開した。煙突から吹き出す煙には、受験シーズンに合わせて「合格目指して!R- 1と出発進行!」のキャッチをあしらい、受験生応援をテーマにしたインパクトのある陳列を実現した。
今回の参加は、同社本部から情報提供を受けて決断したという。「会社としても陳列を重視しており、毎月社内コンテストも実施しています。各店や担当者の個性を大切にしてくれる会社ですから、やりやすい。チャレンジできます」(矢倉店長)
季節性を踏まえて受験生応援をテーマに
陳列のアイデアは矢倉店長自身が考えている。社内でアプロのワクワクさんと言われている矢倉店長は「毎回、変わったこと、奇抜なことをしたいという思いがあり、それを考えるのに、時間がかかります。思いついたら、あとはそれほど時間はかかりません。アイデアが浮かんだときに、パソコンにメモをとっておき、あとは普段の仕事に支障がないように暇を見つけて自分で販促物などを作っています」という。
今回制作した蒸気機関車は、機関車の部分は段ボールを丸めて制作。後ろの貨車部分は、冷ケースを土台に、発泡スチロールを使い、フェルトを貼って仕上げている。R-1のキャラクター「アールおじさん」を運転席にあしらうなど、細部にもこだわっている。その一方で、あまり時間をかけず、費用もかからないように工夫したという。
また販促物などで、体調管理の大切さについてもわかりやすくアピールしている。
「基本的に一人で作業していますが、当店の食品主任の千葉もこういう作業が好きなので、手伝ってもらっています。また明治フレッシュネットワーク治の友景さんにも応援にきていただきました」(矢倉店長)
こうした苦心の結果、反響も大きかった。店舗の入口付近からも見えるので、子ども連れの来店客に大好評。販売実績も前年比で160~180%程度に伸長するという成果につながった。
矢倉店長は、「コンテストに参加するときは、いつも前回を上回るものを作りたいと思って取り組んでいますが、なかなか難しい。できることには限度がありますが、やるときは奇抜なアイデアを形にしていきたい。今回も、受験の目線だけでなく、ご年配のお客さまにも購入していただくなど、確実に新しいお客様への販売にもつながっていると思います。今後もお客さまが足を止めて見てくれるような売場をめざしていきたいです」と語ってくれた。




