新キャラクターの「デビューライブ」をテーマにオリジナル販促物を使ってライブステージを表現
前回の準グランプリから念願のグランプリ受賞
クレハが実施した2026年ディスプレイコンテストにおいて、催事売場コースのグランプリを受賞したのはイトーヨーカドー八王子店。同社の店舗の中でも「クレラップ」ブランドのシェアが非常に高いという実績を持つ店舗だ。今回陳列を手がけたのは、同店生活雑貨部 マネジャーの近藤鉄之介氏と、同じく生活雑貨部の石井孝洋氏。
石井氏は「2025年も参加させていただいて、準グランプリでした。今年こそ1 位を!とめざしていたので、一報を聞いた時は、正直ホッとして、うれしさよりも安堵感が先にきました」と語る。
同店は3層構造のGMSの1階部分で食品売場や生活雑貨を展開。駅近立地であることから、近隣からの徒歩や自転車での来店が多い店舗だという。
近藤マネジャーは同店の特徴について、「2年程前から、古い近隣マンションの改修が進み、少し若年層が増えてきた印象を持っています。3階に新しいテナントさんがオープンした効果もあり、お客さまの層が変わりつつありますね。いまはテナント店舗を含めてお店全体が面白くなってきて、期待できそうな状況です」と説明している。
新キャラクターとの出会いの場となる売場

(後左)㈱イトーヨーカ堂 八王子店 生活雑貨部 マネジャー 近藤鉄之介氏、(後右)同店 生活雑貨部 石井孝洋氏、(前左)㈱クレハ 包装材事業部東日本営業部 藤野早央里氏、(前右)クレハサービス㈱ フィールドスタッフ新屋美江氏
今回のコンテストはクレハの家庭用品ブランドの新キャラクター「クレハフレンズ」が4月に発表され、またテレビCMも大きく路線変更したことを受けての企画。石井氏は、今回の陳列のテーマとして、この新キャラクターを積極的に活用し、「デビューライブ」をイメージ。販促物を自作し、登場ゲートをアイキャッチにし、モニターやスピーカーも活用。階段状の陳列で活気にあふれたライブステージを演出。新キャラクターとの出会いとクレラップを選ぶ体験に心が弾むような売場をめざした。
陳列では、商品の色合いと、新キャラクターの色合いのバランスを取りながら、飾り付けの色や比重などに苦心した。来店客からは「きれいな売場ね」という声もあったという。石井氏は「ふだんお客さまから感想をいただくというのは珍しいです。今回、インパクトとか共感に重点を置いていたので、そうしたフィードバックがあったことに手応えを感じました」という。
また近藤マネジャーはクレハ商品の今後の展開について、「たとえば部門を超えたクロス展開や多箇所展開をすれば効果があります。ただ各部門にはそれぞれの考えがあるので、その調整を図りながら、共通の基盤や認識をつくっていくことが重要です」と語っている。
石井氏は、こうした取り組みの意義についても高く評価している。「やはり陳列や販促は店だけで考えても限界があります。メーカー担当者の方が来ていただき、さまざまな情報を提供いただいたり、提案をいただけるのは、本当にありがたいです。今後は今までつくったことがない売場や新規性のある売場にも挑戦してみたい。もうひとつは、実際に商品をつくっているメーカーさんにも共感していただけるような売場をめざしたいです。売場自体はお客さまの目線を意識して考えますが、それを見ていただいたメーカーの方々にも喜んでもらい、『こういう売場だよね』と言っていただければ最高ですね」と今後の抱負を語ってくれた。



