メッセージボードを設置した75周年をみんなで祝う話題の売場
ペコちゃんの“推し活企画”
今夏に実施された不二家の「2025 ペコちゃん75周年 大陳コンテスト」において、店舗賞のグランプリを受賞したのは、㈱PLANT(福井県坂井市、三ッ田泰二代表取締役社長)のPLANT-5 見附店である。副店長の木谷友博氏は「ペコちゃんの75周年をお祝いできるような売場をつくろうと取り組み、その結果がグランプリ受賞。とてもうれしいです」と話す。店長の平賀洋平氏も「ロングセラーで、売れ筋の不二家商品への感謝の気持ちを込めた売場です」と語ってくれた。
お祝いと感謝の気持ちを顧客とともに共有し、アピールするために考えられたのが「お祝いメッセージボード」である。売場の右側に設置し、来店客にペコちゃんへの思いを付箋に書き込んでもらい、貼っていく“推し活企画”である。
木谷副店長は「2つ並べたボードは、裏面にも貼り込みましたが、それでも間に合わず、結局3セットになるという予想以上の反響となりました」と話す。
また、遠くからでも視認効果がアップするように、上段のミルキーのビッグパッケージPOPやペコちゃんの顔がメーンとなっているミルキーの樽形什器を前面に設置。ペコちゃん75周年にふさわしい注目度の高い売場になった。
「お子さまからシニアまで、ペコちゃんの人気の高さを再認識させられました」と語る平賀店長は、予想以上の売上という結果にも驚いたとのこと。
広さを生かした魅せる陳列

㈱PLANT PLANT-5 見附店 前店長の安齋知之氏(後列右から2番目)と店長の平賀洋平氏(前列右)、副店長の木谷友博氏(前列中央)、一般食品 菓子担当の野本大輔氏(前列左)
㈱不二家 菓子事業本部 マーケティング本部 営業推進部部長の小澤光慶氏(後列右)と菓子事業本部 営業本部 首都圏統括部 新潟支店 支店長の吉田善紀氏(後列左から2番目)、新潟支店の吉野典子氏(後列左)
㈱PLANTは、暮らしに必要な「衣.・食・住」のすべてをワンストップで購入できるスーパーセンターを北信越をはじめ、東北、東海、近畿、中国地方と幅広い地域で、23店舗を展開している。
PLANT-5 見附店は、売場面積が約5000坪という大型店である。「広い店内でも売場が目立つような陳列は、普段から心がけています」と木谷副店長は話す。そのため、POPは効果的に活用しているが、それだけに頼らず、陳列技法などの基本を重視した売場づくりを行っているとのこと。
今回も迫力のある陳列において、目立ちながらも手に取りやすいことを重視して、縦ラインでの商品陳列を採用。さらに、商品パッケージでペコちゃんの顔がアピールできる「ミルキー」によって、訴求力と視認効果をアップしている。
大陳コンテストは、ふだんからの売場づくりの延長にあることから、メーンはボリューム感のある陳列で、サブとしてのPOP類との融合を第一に考えている。
さらに、テーマに合わせたコンセプトを表現するアイデアを加えているという。今回は、「ペコちゃん75周年」ということで、ペコちゃんへのお祝いメッセージというアイデアがプラスされた。
平賀店長は「ふだんから不二家の営業担当が来てくれて、さまざまな情報提供や売場づくりのフォローをしてくれるので、感謝しています」と語る。
今回のようにコンテストテーマがしっかりとしている場合は、参加しやすく、売場づくりも楽しめるという木谷副店長は、次回も参加したいと語ってくれた。
 
							
						 
						 
						
 
			


 
	