受賞店の声飲料

明治屋産業(株)びっくり市様
第27回 ディスプレイコンテスト
アイデアコース 全国グランプリ

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楽しさ伝えるディスプレイで全国グランプリを獲得

中央に観覧車の飾り


明治屋産業(株)フードマーケット営業部びっくり市食品バイヤーの佐藤広孝氏(中央)、UCC上島珈琲(株) 西日本支社九州第二支店 小野浩和氏(左)と、同 鰀目康平氏(右)

 2018年秋に実施されたUCCの「第27回ディスプレイコンテスト」で見事、アイデアコースの全国グランプリを獲得したのは明治屋産業(株)(福岡県福岡市、谷尾一也代表取締役社長)のびっくり市。売場づくりを担当した同社フードマーケット営業部びっくり市食品バイヤーの佐藤広孝氏は「まさかいただけるとは思っていませんでした」と喜びの表情を見せる。

 広い売場の一角にある催事スペースにおいて、昨年11月1日から30日までの一ヶ月間、ディスプレイを実施。多くの来店客に商品をアピールした。

 「ゴールドスペシャル ドリップコーヒー スペシャルブレンド」「ROAST MASTER ドリップコーヒー マイルド for LATTE」「職人の珈琲 ドリップコーヒーまろやか味のマイルドブレンド」「おいしいカフェインレスコーヒー ドリップコーヒー」などUCCの主力商品を、ボリューム感を出しながら高く積み上げた。上部には「COFFEE CARNIVAL」と記したアーチ形の販促物を設置した。

 さらにディスプレイの中央に据えたのは観覧車の飾りである。創業以来、同社は「食のテーマパーク」をコンセプトに掲げて事業を拡大。コンセプトを象徴する取り組みとして、一時期、店舗近くに自前の遊園地を運営していた。そこで地域の人々から親しまれていたのが観覧車だった。

 「当社と言えば観覧車のイメージを持っている方は今も多いです。それをディスプレイに取り入れ、楽しさを表現しました」と佐藤氏は教えてくれた。

 目立つ場所で展開したこともあり、来店客からの注目度は高かった。通常の定番売場で販売していた時と比較し、最大で2~3割以上も売れた商品もあり、ディスプレイは売上高の伸長につながったという。

活気を感じられる店内


アイデアコース全国グランプリを獲得した明治屋産業(株)のびっくり市

 明治屋産業(株)の創業は1972年。今回、全国グランプリを獲得したびっくり市は1976年に開業している。同店が営業するのは週末の金土日の3日間のみで、現在では珍しい形態である。

 びっくり市の特徴は、対面販売を重視する昔ながらの市場のような店づくりにある。あちらこちらで店舗従業員が来店客と積極的に会話を交わしており、店内には活気を感じられる。

 近隣だけでなく、広域からも集客、強い支持を獲得する同店だが、近年は商勢圏で競争が激化している。

 これに対し、同社では単に商品を販売するのではなく、ゲームや乗り物などアミューズメントコーナーも設けるなど、楽しさを感じられる売場を工夫し、差別化を図ろうとしている。

 その中、コンテストへチャレンジする意義について、佐藤氏は「楽しさや驚きなど、価格以外の価値を訴求できることが魅力です」と説明する。実際、今回のディスプレイでも、価格を打ち出さなくてもよく売れ、手応えを得たようだった。

 今後も、常に変化、楽しさを感じられる売場づくりに取り組み、より多くの人に来店してもらえるよう努力する考えだ。

 佐藤氏は、「次回もグランプリをめざしたい」と意気込みを語ってくれた。

アーチ形の販促物や観覧車に加えて、「びっくり市 with UCC あなたはどれ?」というオリジナルボードで自分好みのコーヒーを探す楽しみも提案