受賞店の声加工食品

株式会社カノー食品館アプロ 浅香山店(大阪府堺市)様 テーブルマークのパックごはん ディスプレイコンテスト店舗コース グランプリ

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大迫力の売場づくりでグランプリを獲得

5倍以上売れた商品も

店舗スタッフ

右から、浅香山店の副店長の大内一樹氏、店長の森村誠氏、テーブルマーク㈱家庭用販売部販売二課の大野裕美子氏

2019年9月1日から10月31日までを期間として開催された「テーブルマークのパックごはん ディスプレイコンテスト」の店舗コースで見事、グランプリを獲得したのは、食品スーパー(SM)企業、カノーの「食品館アプロ 浅香山店」(大阪府堺市、以下、浅香山店)。売場づくりを担当した大内一樹副店長は「まさかいただけるとは予想しておらず、大変驚くとともに光栄に感じています」と喜びを表現する。

店内に入って右手すぐにある催事スペースで、9月末から10月末までの約1カ月間、大量陳列を行い、多くの来店客に商品を強くアピールした。

「ふっくらつや炊き10食」「たきたてご飯3食(コンパクト)」「新潟県産こしひかり(分割)4食」「北海道産ななつぼし(分割)4食」といった、テーブルマークのパックごはんシリーズの主要商品を量感よく積み上げた。

特徴は、横幅6m、高さ3mという大迫力の大きさ。ディスプレイの中央部には「米粒マークがおいしさの目印」「テーブルマークのごはん」というキャッチコピーのほか、かわいらしい米粒の大きいイラストをワンポイントで配置した。

大内副店長は、ディスプレイのポイントを「商品そのものの魅力が伝わることを強く意識しました」と説明してくれた。

約2週間をかけて陳列のコンセプトを練り、本部SV部のスタッフ、またテーブルマーク大阪支社家庭用販売部販売二課の大野裕美子氏の協力も得て、総勢6人で開店前の時間を利用し陳列を完成させた。催事スペースは、来店する大半のお客が通る場所にあるため、注目度は高かった。

いつもと違う光景に、陳列の前で立ち止まる人も多かった。

商品の販売数は、通常の定番売場に並べている時と比較し、多い商品では5倍以上動き、売上も大きく伸長。大内副店長は手応えを得たようだった。

楽しい売場で集客図る

食品館アプロ 浅香山店

グランプリを獲得した「食品館アプロ 浅香山店」

浅香山店は14年5月のオープン。カノーのSMは、売場面積100〜200坪の小型店も多いなか、同店は300坪と最大級の規模を持つ。売上も、全店で最も高く「一番店」の位置付けだ。

店舗のある大阪府堺市は、大阪市のベッドタウンとして発展、浅香山店の周辺にも厚い商圏が広がっている。地下鉄を使えば同市中心部へもスムーズにアクセスできる利便性の高さから、今も30〜40代の若いファミリー層が流入する。

カノーは、青果、精肉、鮮魚の生鮮3品が強い支持を獲得しており、浅香山店も連日、多くの来店客で賑わいを見せる。
ただ近年、同社が店舗を展開する大阪府を中心とする京阪神エリアでは競争が激化する傾向にある。有力SMが増えるほか、食品の扱いが大きいドラッグストア(DgS)、またディスカウントストア(DS)といった競合店が存在感を増す。

厳しい状況に対し、浅香山店では楽しく、驚きを感じられるような売場づくりで集客をめざす。「常に、来店客が快適に買物できるような売場環境を意識している」。こう教えてくれたのは、森村誠店長である。

その中、ディスプレイコンテストに取り組む意義を、大内副店長は「売場や陳列を工夫することで、価格以外の価値も伝えられる。DgSやDSといった異業態にはできない、取り組みで差別化を図りたい」と教えてくれた。

浅香山店では今後も、機会があればディスプレイコンテストへ参加する意向だ。単に商品を提供する場所というだけでなく、毎日来ても、喜びを感じられる売場づくりで、自社の特徴を出す方針だ。

大内副店長は「新しいディスプレイにも挑戦、お客さまに喜んでいただけるよう努力したい」と話している。

実際のディスプレイ

店内入って右手すぐの催事スペースを使い、ダイナミックに陳列。紅葉や稲穂を使い、秋の季節感をイメージさせる装飾を行った