受賞店の声加工食品

プリマハム 合格祈願 ディスプレイコンテストグランプリ ㈲セルシオ新小岩店

募集締切:

主催:プリマハム株式会社

手作業でつくり上げた鳥居やポスターで華やかで春らしい季節感を演出

グランプリをめざして構想を練り上げる

㈲セルシオ新小岩店が入居するスーパーマルセイ東 新小岩店

㈲セルシオ新小岩店が入居するスーパーマルセイ東新小岩店

㈲セルシオ新小岩店は、「スーパーマルセイ東新小岩店」内に、精肉部門のテナントとして入居。精肉専門企業の㈲セルシオが運営する店舗だ。メーカー主催のディスプレイコンテストにも、積極的に参加してきた。

同店チーフの小林広道氏は、「過去のプリマハムさんのコンテストでもいいところまではいきましたが、今回はなんとしてもグランプリを取りたいという思いで参加しました。以前は尺数を取って“物量作戦”でいきましたが、今回はそれにプラスしてアイテムの幅を広げ、構想をじっくり練り込んだ陳列を行いました。これでダメなら、もう今後はあきらめようというくらいの気持ちで取り組んだつもりです。自分なりに自信もありましたので、結果については大変うれしいですね」という。

同店はテナントとして精肉部門を担当しているが、今回の企画ではスーパー側や他部門の協力を得て、精肉管理以外の平台も借りて利用するなど、通常より広いスペースを確保。迫力十分の陳列を実現した。

展開アイテムも思い切って拡大。多段ケースを中心に「香薫」シリーズや、「新鮮!使い切りロースハム」など、コンテスト対象の「合格祈願」パッケージ商品のほか「ストックディッシュ」やマスタード、ポトフスープなどの常温品を配置。確保した広い売場を活用して、バリエーション豊かに商品を陳列した。陳列期間の1週間はプリマハムの売場占有率は95%ほどに達したという。「普段からプリマハムさんの商品を主軸としているため、販売についての不安はまったくありませんでした」(小林チーフ)

手作業で作り上げた大きな鳥居が大好評

小林広道氏(右)、黒澤京介氏(左)

有限会社セルシオ新小岩店 チーフ 小林広道氏(右)、プリマハム株式会社 営業本部 東日本支社 関東支店 南東京営業所 黒澤京介氏(左)

また、陳列のポイントとなったのは、人が通ることができるくらいの大きな鳥居を設置したことだ。プリマハムから支給された資材を利用し、3個の小さな鳥居を手作業でつなぎ合わせて、大きな鳥居を作り上げた。「鳥居はある程度陳列を進めてきてから、もっとインパクトがほしいと思い、当日に急遽設置を決めました。結果としてこれが大変効果的で、反響が違ってきたと思います」(小林チーフ)

また空間全体を演出するために天井から「咲く!!」の縦型ポスターを多数吊り下げた。どの入口から入っても売場全体が見通せるようにメインボードの配置などにも工夫をこらし、全体として華やかな春らしい雰囲気の売場を作り上げた。

店舗周辺は昔ながらの商店街で、来店客層は近隣居住のリピーターが中心。

小林チーフは、「このところのコロナで外出もままならない中で、せめてスーパーに買い物にきたときは、花見代わりに、雰囲気を楽しんでいただきたいという思いもありました。売場を見たお客様は、お子様の受験の話や、昨年はコロナで花見ができなかった、といった話をされていました。大きな鳥居に御利益を期待したわけでもないと思いますが、わざわざ順番待ちをしてまで写真を撮ったり、鳥居をくぐってみるお客様が多いなど、反応がとても良かったです」と手応えを語る。

他部門の協力を得たことで実現した大規模な演出だったが、その効果で販売実績も好調。グランプリを獲得できたことで、次のモチベーションにもつながっている。「今後のコンテストはもちろんですが、今回、大変喜んでいただけたので、今後も少しでもお客様の気持ちを盛り上げる陳列を続けていきたいと思います」と小林チーフは意欲的だ。

㈲セルシオ新小岩店

平台をまたぐ形で人が通れるほどの大きな鳥居を表現。商品や販促物のカラーリングを生かして、華やかで季節感あふれる陳列を実現。来店客の圧倒的な注目を集めた