受賞店の声加工食品

(株)サンリブ様
2018夏 揚げたては、無敵だ。& かけるオイル ディスプレイコンテスト
企業賞 最優秀賞

募集締切:

主催:日清オイリオ

個性ある売場で最優秀賞を受賞

陳列で大幅に売上高が伸長


商品部の菊池隆宏統括部長(左)と第一営業部の伊藤友二部長

 今年6月から9月初旬にかけて開催された日清オイリオグループの「2018夏 揚げたては、無敵だ。& かけるオイル ディスプレイコンテスト」。企業賞部門で見事、最優秀賞を獲得したのは福岡県のサンリブである。商品部の菊池隆宏統括部長は「ありがたい賞をいただき、大変、光栄に思います」と喜びを表現する。

 約50店舗においてディスプレイを実施。各店の担当者がそれぞれの発想、手法で、売場づくりを行い、来店客に商品を強くアピールした。

 「サンリブきふね」(福岡県北九州市)では、生ハムやサラダチキンが並ぶ、日配部門の冷蔵什器の上で、「かけて香る純正ごま油」「BOSCOエキストラ バージンオリーブオイル」「日清アマニ油」の3アイテムを立体的に関連陳列。さらに商品の特徴を説明する販促物を添え、「かける食べ方」を提案した。

 「サンリブ木の葉モール橋本」(福岡県福岡市)では、ゴンドラエンドで「日清キャノーラ油ヘルシーライト」をボリューム感を出し積み上げた。さらに小麦粉やパン粉など関連商品も陳列、視覚的にもインパクトのあるディスプレイを実施した。

 これら各店で特徴ある売場づくりが評価され、最高賞の受賞につながった。

 多くの人が通過する場所で展開したこともあり、来店客の注目度は高かった。売場の前に立ち、商品に注目する人も多く見られた。多くの商品は定番売場で販売していた時と比較し売上高は大幅に伸長、同社では手応えを得たようだ。

 サンリブ第一営業部の伊藤友二部長は「当社では、売場担当者の意思で売場を工夫できる一定の裁量が認められている。そのため画一的ではなく、各店の個性を出せたのはよかった」と話している。

商勢圏では年々、競争が激化

 サンリブグループは九州(福岡県、佐賀県、大分県、熊本県、宮崎県)、さらに中国(山口県、広島県)エリアで、総合スーパー、食品スーパー(SM)をあわせて約140店を展開。地域密着型の店舗運営により、各地で消費者の強い支持を獲得している。

 ただ近年、同社商勢圏では競争が激化しているのが現状だ。とくに基盤とする九州においては、SMだけでなく、食品の扱いが大きいドラッグストア(DgS)、ディスカウントストアといった異業態の存在感が年々増している。なかでもDgSは、積極出店する企業が多く、SM企業には脅威となっている。

 このような中、コンテストに参加する意義を、菊池統括部長は次のように説明する。「テーマを決め陳列することで、価格以外の面を訴求できる。近年、当社では『健康』をキーワードとする商品に力を入れている。そういった付加価値商品をアピールするための、担当者の技術向上も期待できる」。

 サンリブでは、従来もコンテストに参加、数度、最高賞を受賞している。今後も機会を見て、エントリーする意向を持つ。

 菊池統括部長は「商勢圏においてはさらに競争が激しくなると予想される。取り巻く環境は厳しいが、異業態ができない品揃え、また売り方によってお客さまの満足度を上げ、競合店との差別化を図っていきたい」と抱負を語る。

「サンリブきふね」の展開例

 

「サンリブ木の葉モール橋本」の展開例