受賞店の声加工食品

(株)ユニサン 安倍店様
2018年夏 永谷園ディスプレイコンテスト
店舗コースグランプリ

募集締切:

「夏のお茶づけ」をテーマにした食べ方提案が大好評


左から、(株)永谷園 広島支店支店長 三澤 博氏、(株)ユニサン 代表取締役社長 木下 立己氏、(株)永谷園 広島支店 販売第一課 板岡 泰利氏、(株)ユニサン 常務執行役員兼安倍店店長 栩木 誠氏、(株)ユニサン 店舗管理部主任 遠藤 真美子氏、(株)永谷園 代表取締役社長 飯塚 弦二朗氏

 当社は鳥取県で2店舗を展開するスーパーマーケットで、今年で41年目になります。人口減少が続く地域ですが、競合店が多いため、お客様を呼び込むために「お客様第一主義」をモットーにしています。お客様から「こういう商品を置いて欲しい」という要望があれば、できるだけ応えられるように努力しています。客層は60~70代が中心なので、硬いものは食べにくいということで、柔らかいもの、小分けしたものを増やすようにしています。

 また健康を考えている人が多いので、医学的な見地から情報を発信しています。健康のためにはしっかり食べることが重要で、魚や肉、野菜の具体的な栄養素をPOPで発信。POPの効果は大きく、売上は通常の5~6倍になるほどです。

 これまでは、実際に食べてもらうのが一番わかりやすいため、試食販売を中心に行ってきましたが、アレルギーの問題やインフルエンザのこともあり、最近はPOPでおいしさを伝えるようにしています。担当者が実際に食べた時の感想などをPOP にすることで、購買につながっています。

 ディスプレイコンテストには積極的に参加しています。売場の活性化や新しいことにチャレンジする場にもなっています。また、お客様が楽しみにしてくださることもあり、スタッフのモチベーションも高まります。ただ、お客様の認知度の低い商品は大陳しても売れないため、コンテストには参加しません。その点、永谷園さんの商品はほとんどの人が知っている商品ばかりなので、安心して参加できます。

 今回のディスプレイのテーマは「夏には夏の食べ方提案」。食欲がなくなる夏だからこそしっかり食べられるように、冷たいお茶づけなどの食べ方を提案しました。

 当店は入口が3カ所ありますが、6~7割の人が使うメーンの入口前の催事コーナーでディスプレイしました。一番売りたい「お茶づけ」を中央に配置。春夏限定の「冷やし塩すだち茶づけ」を通常の商品で囲いました。お茶づけ+氷で冷たくして、トッピングで楽しめるお茶づけを提案しています。さらに夜には中華総菜やうなぎと「松茸の味お吸いもの」という組み合わせを訴求しています。

 また見映えを考えて陳列時には商品の配色にも気を配り、同系色を横に並べないようにしています。目で見た時と写真では印象が違うので、陳列している途中で写真を撮り、配置を変えたりしました。さらに迫力が出るように天井近くにPOP を吊るして、ボリューム感のある積み方をしています。

 ディスプレイは見た目も大切ですが、買い物しづらい売場では意味がないので、お年寄りでも手にとりやすいように商品は縦ラインで並べて、後ろの商品も低い位置に陳列しました。

 陳列している途中からお客様から「仕上がりが楽しみ」という声をいただき、毎回励みになっています。しかも実際に購買につながっているので、ディスプレイする意味があるということを感じています。

 こうしてディスプレイを行うことで、お客様とのコミュニケーションのきっかけにもなり、新製品を紹介するよい機会にもなっています。このエリアの人は新しいものが好きな気質で、新製品は動きがいい。今回もピンクのパッケージでインパクトのある「はま吸い」は好評でした。

 今後もお客様を呼び込めるインパクトのある演出を考えて、ディスプレイコンテストには積極的に参加していきたいと思います。

「永谷園で挑戦!夏には夏の食べ方を。」をテーマに、永谷園商品を使った食べ方提案をしっかり訴求したディスプレイです。トッピングで楽しむ夏の冷たいお茶づけや中華メニュー、うなぎと一緒にお味噌汁や「松茸の味お吸いもの」を提案し、購買を促進しています。また、細部まで考えられた陳列の配色も素晴らしいです。さらに見た目だけでなく、商品を縦ラインで陳列することで手に取りやすくしている点も高く評価されました。