顧客の目に止まる売場づくりにディスプレイコンテストを活用
商品の良さや活用法を訴求
昨年の9月から11月にかけて実施された桃屋の「秋の大陳写真コンテスト」において、秋の味覚コースのグランプリを受賞したのは㈱とりせん(群馬県館林市、前原宏之代表取締役社長)の城西の杜店である。一般食品チーフバイヤーの加藤慶之氏は「弊社では多くの店舗がコンテストに参加しており、グランプリ受賞という結果を出してくれたことがうれしいです」と話す。
売場は、桃屋商品がある利便性をアピールするPOPで、来店客の購買意欲を高める展開となっている。
たとえば「これが桃屋の底力!」や「忙しいときに、ビン詰って便利です。」などのフレーズで注目度を高め、そこに連動するように「料理の味が決まる!」と商品別のアレンジレシピを紹介するPOPを設置している。
また、陳列はゴンドラを使用して、商品別にカゴに入れたシンプルなもの。加藤チーフバイヤーは「陳列の基本原則は“見やすく”“取りやすく”“選びやすい”です。それを突き詰めた効果的な陳列方法だと思います」と語る。
さらに、カゴに入った商品を整然と並べるのではなく、意図的に無造作な感じでの陳列を行っている。これが効果的で、来店客の興味を喚起している。
アピール力と陳列技法で顧客に好評の売場になったという。
参加目的は陳列技術の向上
㈱とりせんは、群馬県をはじめ、栃木県、茨城県、埼玉県の4県で62店舗のスーパーマーケットを展開している。
その多くの店がディスプレイコンテストに参加しており、その目的は「お客さまに響く売場づくりをするための陳列技術の向上などにあります」と加藤チーフバイヤーは話す。
コンテストで受賞することは、もちろん重要なことであると考えているが、それ以上に「お客さまの目について、買いたくなる売場づくり」に注力しているのが同社。それを実践的にチャレンジできるのが、ディスプレイコンテストである。参加することで評価がもらえ、全国の他社の売場づくりと比較することができる。
「コンテストの参加は、本部から各店舗へ連絡をします。その時に、参加概要とともに、参考となる売場展開例やPOPなども合わせて案内しています」と加藤チーフバイヤー。
桃屋のコンテストにおいても、10年ほど参加しており、その度に試行錯誤を重ねて、年々、売場づくりのレベルアップが図られているという。また、桃屋商品は生鮮品との関連販売がしやすいこともあり、生鮮部門においても売上が確保できる企画内容で協力をしてもらっている。
コンテストは「桃屋商品を買っていなかったお客さまにも、買ってもらえる機会づくりになっており、ファン獲得の施策です」と加藤チーフバイヤーは語る。




