受賞店の声

明治店頭陳列・演出コンクール“Happy Valentine’s Day”、ディスプレイコース スーパーグランプリ賞 協同組合 亀岡ショッピングセンター アミティ様【受賞店の声】

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完成度の高いリアルな“お菓子の家”が売場に大きなインパクトをもたらす

自分自身が関心を持てる商品の大陳に取り組むことが大原則

 組合員である各店舗の出資によって協同組合形式で運営される「亀岡ショッピングセンター アミティ」は、昭和43年に創立された商業施設。競合環境の厳しい亀岡市内で、地元の方に永年親しまれている地域密着型の店舗であり、また近隣市町村からの集客力も大きい。

同店店長の鈴木勲氏は、「個人商店が集まった市場のような形態からセルフ方式の商業施設に変化してきました。各組合員の努力によって生鮮の品質への評価が高いほか、昔ながらの対面販売的なコミュニケーションが見直されるようになってきた点も、お客さまの支持につながっているのではないかと考えています」という。

同店で実際に大陳企画への参加を決定し、陳列を行っているのが、組合事業部チーフバイヤーの下馬場啓子氏。参加を検討するときに常に意識しているのは、賞のための陳列ではなく「自分自身が興味を持てる商品であり、その商品のよさをお客さまに伝えていきたい、そのための売場をつくってみたいと思えるかどうか」だという。

下馬場氏は、「こちらからの“売りたい”という押し付けではなく、自分自身が納得した商品の正直な情報を提供し、納得して買っていただきたい。今回の『ザ・チョコレート』も、展示会で見て、試食して興味を持ち、お客さまが“買いたい”と思うような陳列をしてみたい、と思った商品でした。まずは自分自身が興味や思い入れを持てる商品こそが、お客さまに自信を持っておすすめできる商品であると考え、売場で提案していきたいと考えています。その結果としてお客さまやメーカーさんにも喜んでいただけるのではないか」と強調する。

構想した売場イメージを共同作業で具体化

 今回スーパーグランプリを受賞した陳列は、「ザ・チョコレート」のパッケージを模した扉を付けたお菓子の家がテーマ。このアイデアを考えたのは下馬場氏だが、実際に造形物をつくったのは、同店インターネット事業部の西田道夫氏だ。「 大陳のテーマが決まると、こんなものをつくってほしいといわれます。すでに下馬場チーフの頭の中に“ワールド”ができているので、それを絵に描いてみたりして具体化していきます。最近は制作に時間がかかるようなオーダーが増えて大変ですが、もともと美術やデザインが好きですし、何とか信頼に応えようとがんばっています」(西田氏)。

今回の陳列では、お菓子の家に加えて、家の中にはリアルで大きなチョコレートの造形物を手づくり。オレンジ色の電飾で雰囲気を演出した。大判プリンターや段ボールなどを駆使し、作業期間は数週間にのぼったという。本物の家の梁の構造を研究するなど、苦労もあったが、お客さまが喜んで買ってくださる姿を見ると報われた気持ちになるという。今回も家族連れなどに大好評で、子供が触ったり中に入りたがったり、大きな反響があった。

下馬場氏は「興味を持った商品については売場のイメージがすぐ思い浮かぶのですが、造形物については頼りっきりです。いつも細かいところまできっちりつくってあって感心します」という。

鈴木店長は、「陳列でお客さまに喜んでいただければ担当者のやりがいにもつながります。また大陳に取り組むことで、メーカーさんにも足を運んでいただき、情報交換する機会も増えます。コンテストへの参加は担当者の判断にまかせていますが、大陳を行う意義は大きいと考えています」という。