受賞店の声加工食品

㈱リオン・ドール コーポレーション様(福島県会津若松市) ずっとかわらない、この味を。マルちゃん焼そば ディスプレイコンテスト企業賞 グランプリ

募集締切:

主催:東洋水産

各店が切磋琢磨してレベルアップ!競争原理が働き、連続受賞を達成!

オリジナルPOPで全店参加

和日配担当の石井沙也加氏

各店の担当と連携しながら、売場づくりのための相談にのったり、アドバイスを行うなど、後方支援的な役割を行った商品部 デイリーバイヤー 和日配担当の石井沙也加氏

今年の夏に実施された東洋水産「ずっとかわらない、この味を。マルちゃん焼そばディスプレイコンテスト」において、企業賞のグランプリを獲得したのは㈱リオン・ドール コーポレーション(小池信介代表取締役社長)である。商品部デイリーバイヤー和日配担当の石井沙也加氏は「2年連続で4回目のグランプリをいただけて、とても光栄です。連続受賞は難しいのではという思いがあったので、受賞できて、ほっとしています」と語ってくれた。

コンテスト参加時は、石井バイヤーから実施概要と売場の参考例を各店に配布するだけ。各店が商圏特性などを踏まえ、訴求テーマや演出方法などを独自に考えて、創意工夫を凝らした売場をつくり上げていく。同社では、マルちゃん焼そばコンテストは、毎年恒例の販売促進の目玉企画になっている。毎回、全店(今回の参加時は57店舗)での参加となっており、この季節になると、各店から、「そろそろですよね」と石井バイヤーに問い合わせが入るという。各店舗が、よきライバルとなって切磋琢磨することで、売場づくりの技術やノウハウが、回を重ねるごとにレベルアップしている。

各店が独自性を出すために、オリジナルPOPづくりを強化している点も見逃せない。同時に、レシピ提案やクロス販売など、来店客に喜ばれ、売上アップにつながる企画性を重視した展開を実施していることも、高評価につながり、連続でのグランプリ受賞を達成できた要因になっている。

「店長の半数が女性」が強み

リオン・ドール小川店のディスプレイ

リオン・ドール小川店:手づくりの提灯や鉄板で焼かれる焼そばダミーなどによって、夏祭りを演出した売場。さらに、バルーンでは、お勧めのメニュー提案が行われている。オリジナルならではのアピール力が魅力となっている

同社は、福島県を中心に、新潟県と栃木県の3県で60店舗(2019年10月現在)を展開。設立から69年の長きにわたり、地域密着のスーパーマーケットとして、消費者に親しまれている。

たとえば、福島県内でも地域によって、生活の風習や嗜好には違いがある。そこで、各エリアの商圏に合わせたニーズに応える品揃えなどを行っている。

そのためには、地域の生活者のニーズを把握するためのコミュニケーションが重要である。同社のパートスタッフは、地元の主婦がほとんどであることから、品揃えのアドバイスや売場づくりに参加できる環境づくりを積極的に行っている。

さらに、店長の半数が女性という同社は、女性が活躍できる体制となっている。

「顧客は、ほとんどが主婦。女性ならではの視点や感覚、購買行動を理解できるのは、やはり女性です」と石井バイヤー。女性の活躍が、大きな戦力になっている。

ディスプレイコンテストにおいても、女性の力は大いに発揮されている。オリジナルPOPづくりや目を引くキャッチフレーズなどは、いかに主婦層の心を捉えるかがポイントとなる。さらに、メニュー提案やアレンジレシピ提案も同様である。

適材適所で、女性スタッフと男性スタッフの得意分野を融合させることで、顧客に支持される売場づくりを行っている。

東洋水産のマルちゃん焼そばのコンテストは、人気の高い商品が対象なので、参加しやすく、店にも顧客にも価値がある。

各店のスタッフと協力し、お客さまに喜ばれる売場づくりを続けていきたいと語る石井バイヤー。「その結果、3連覇を達成できたら最高です」と笑顔で語ってくれた。

リオン・ドール塙店のディスプレイ

リオン・ドール塙店:夏イメージを打ち出すために、ひまわりと一緒にモデリングバルーンを使用したことで、視認率が高まっている。マルちゃんマークのPOPの効果によって、遠くからでも目立つ売場である