受賞店の声日雑

スーパーセンター オークワ南紀店様
第32回 KINCHO V.I.P. 陳列コンテスト
Aグランプリコース 大賞

募集締切:

神社がモチーフの陳列で大賞獲得

丸2日かけ売場を完成


オークワ住居衣料事業部の青山拓司事業部長

 今年3月上旬から7月中旬を期間として開かれた「第32回KINCHO V.I.P.陳列コンテストAグランプリコース」で、昨年に引き続き大賞を獲得、三連覇を果たしたのは「スーパーセンターオークワ南紀店」(和歌山県新宮市)だ。コンテスト参加店を統括する住居衣料事業部の青山拓司事業部長は「今年もグランプリを目指していたので、本当にいただくことができて光栄です」と喜びを表現する。

 売場展開を実施したのは4月下旬から5月中旬までの約3週間。店舗中央部の催事スペースで山積み展開を実施した。レジ前の、多くの来店客の目に触れる場所で商品を強くアピールした。

 「金鳥の渦巻」「キンチョール」「虫コナーズ」「コンバット」をはじめ、KINCHOの主力ブランドや新商品コックローチシリーズでボリューム感を持たせ立体的に積み上げた。モチーフは、全国的にも知られる熊野本宮大社(和歌山県田辺市)で、日本一の高さを誇る黒い鳥居の工作物を据え、大迫力の演出を行った。上部には「金鳥の夏 オークワの夏祭」と記した垂れ幕をつるした。

 今回のポイントを、青山事業部長は次のように説明する。「当社の店舗は地域密着を重要な方針としている。そのもと地元のシンボルでもある神社を題材に、注目を集めようと考えた」。

 売場は、南紀店の担当者、さらにKINCHOの営業担当者も加わり、丸2日間をかけ完成させた。中央には40インチのモニターを設置、商品を紹介する映像を流して情報発信にも力を入れた。見せるだけでなく、前後左右のどこからでも商品を取りやすい陳列も意識したという。

 陳列を行なった期間中、来店客からの注目度は高かった。どの商品も、定番売場で展開していた時に比べて2倍以上が売れた。同店の従業員、また青山事業部長は大きな手応えを得たようだ。

POPで商品の価値を訴求


大賞を獲得した「スーパーセンターオークワ南紀店」

 南紀店は、オークワの主力業態のひとつスーパーセンター(SuC)の2号店で、2005年3月にオープンした。売場面積は5000坪、同社の店舗としては最大規模で、地域から強い支持を得る繁盛店である。

 周辺に大型店は限られているものの、近年は日用品を低価格で提供するドラッグストア、またディスカウントストアといった業態も存在感を増しつつあるのが現状だ。

 これに対し、オークワでは低価格だけでなく、商品の価値を伝える売場づくりのほか、付加価値型商品の提案により差別化を図ろうとしている。本来、SuCも低価格を魅力とする業態ではあるが、競合店にはない要素を加えることによって集客を図っている。

 たとえば洗濯洗剤では、低価格品だけを売場に並べるのではなく、柔らかく、肌触りのよい高品質商品を多く取り入れるといった要領だ。これにより来店客が選ぶ楽しさを感じられるような品揃え、売場づくりを工夫する。商品には特徴や使い方のヒントなどを紹介するPOPを添えており、価値訴求にも取り組んでいる。

 その中、毎年、陳列コンテストに参加する意義について、青山事業部長は「価格以外の価値をお客様にアピールできるところに大きなメリットがあること」と教えてくれた。近年、日用品をネット通販を通じて購入する人も増えている。これに対し、リアル店舗ならではの体験を提供する手法としても有効だと考えているようだ。

 同社では今後も、陳列コンテストに参加する意向を持つ。

 「今回の陳列は、ここ数年の集大成のつもりでつくった。次回以降は、新しい発想、テーマのもと、さらに楽しい陳列をつくりたい」と意気込みを見せる。