受賞店の声加工食品

スーパーセンターオークワ南紀店(和歌山県新宮市)様 キユーピーパスタソースディスプレイコンテストボリュームコース 金賞

募集締切:
キユーピー パスタソース ディスプレイコンテスト

主催:キユーピー株式会社

選ぶ楽しさ訴求しグランプリを獲得

6時間以上かけ陳列

グロッサリー担当 馬場嵩チーフ(中央)、パートタイマーの上中亜景美氏(右)、キユーピー㈱ 大阪支店家庭用営業一課 齊藤貴之氏(左)

グロッサリー担当 馬場嵩チーフ(中央)、パートタイマーの上中亜景美氏(右)、キユーピー㈱ 大阪支店家庭用営業一課 齊藤貴之氏(左)

2019年9月20日から11月30日を期間として開催された「キユーピーパスタソース ディスプレイコンテスト」の「ボリュームコース」で見事、グランプリを獲得したのは「スーパーセンターオークワ南紀店」(和歌山県新宮市、以下、南紀店)。売場づくりを担当した、グロッサリー部門の馬場チーフは「コンテストには何度もチャレンジしていますが、最高賞をいただいたのは今回が初めて。大変ありがたく感じています」と受賞の喜びを表現する。

中央入口から店内に入って、すぐ左手にある催事・イベントスペースを使って、同9月下旬から10月上旬までの約3週間、商品を大量に陳列し来店客に強くアピールした。

「キユーピー あえるパスタソース」「キユーピー Italiante」「キユーピーアレンジプラス」「キユーピー3分クッキング パスタを手作りオイルソース」といった、各種パスタソースをボリューム感を持たせ、積み上げた。

高さ約3m、横幅約4mと迫力ある売場だった。パスタソースは、21種類すべての味を取り揃え、カラーコントロールも意識しながら目立つディスプレイをつくった。最上段にはキユーピーの人気キャラクター「たらこキユーピー」を3体、配置した。

売場づくりのポイントについて、馬場チーフは「圧倒的な大きさと、選ぶ楽しさを表現、とにかく売れる売場を意識しました」と説明する。

馬場チーフのほか、パートタイマーの上中亜景美氏、キユーピー㈱大阪支店家庭用営業一課の齊藤貴之氏とも連携しながら陳列を行った。作業は営業時間内の昼過ぎにスタート、完成したのは夕方で、実に6時間以上もかかった。

催事スペースは来店した大半のお客が通る場所にあるため、ディスプレイへの注目度は高かった。期間中、並べていた商品は、ほぼすべてが売れた。定番売場に並べている時と比較して実に3倍動き、パスタソースカテゴリー全体の売上高を約3割押し上げた。馬場チーフは強い手応えを感じたようだ。

強い支持獲得する土地柄

スーパーセンターオークワ南紀店

スーパーセンターオークワ南紀店

南紀店のオープンは2005年3月。約4300坪という広い売場面積を持ち、オークワで、最も高い売上高を誇る「一番店」だ。店が立地する新宮市は、同社が初めて食品スーパーを出したこともあり、同社への支持が強い土地柄でもある。

国道42号線に面する南紀店はクルマでのアクセスが良好で、とくに週末には多くの来店客がある。買い上げ額が1~2万円に上ることも珍しくないほどの繁盛店だ。

だが近年、商圏内において競争が年々、激化。食品の扱いが大きいドラッグストアやディスカウントストアをはじめ、異業態の存在感も増しているのが現状だ。

厳しい競争環境に対し、南紀店のグロッサリー部門では低価格を打ち出して集客を図る。さらに広い店内を最大限に生かし、こだわり商品も取り入れながら品揃えを充実、差別化にも力を入れている。

このなか、ディスプレイコンテストに参加する意義について、馬場チーフは次のように語る。「楽しさや驚きという、価格とは違う価値を訴求できるのは、大きなメリットだと考えている」。

馬場チーフは、機会があれば、今後もディスプレイコンテストにエントリーする意志を持つ。南紀店に行くと、何か楽しいと思ってもらえる、常に変化を感じていただける売場をつくる方針という。

馬場チーフは、「陳列によって、より多くのお客さまの注目を集め、売上増に結びつけたい」と抱負を述べる。

ディスプレイ

中央入口から店内に入って、すぐ左手にある催事・イベントスペースを使用し、21SKUものバラエティ豊富な商品を陳列。最上段には人気キャラクター「たらこキユーピー」を3体配置し、インパクトの大きい売場をつくった