「ドレッシング万博」をテーマに掲げ 2種類のコースでダブル受賞を達成
自作の販促物でにぎやかさを演出 ボリューム感あふれる陳列を展開
今回のキユーピーのコンテストは、ドレッシングを主な対象商品としたサラダファーストコースと、サラダ麺をテーマとするコースが設定されていた。
ウエスタン川端はその両方に応募し、「サラダから食べよう! サラダファースト」のボリュームコースでグランプリ、もうひとつの「サラダ麺をたのしもう!」生鮮MDコースで優秀賞と、ダブル受賞を達成した。
陳列を担当したのは、同店グロサリー担当の内藤卓哉氏。同店はこれまで多くのコンテストで受賞実績を持つ。内藤氏は「受賞を聞いて大変うれしいです。何とか前任者を超えたいという気持ちもありましたが、プレッシャーも感じていました」と話してくれた。
特に今回は、キユーピー製品のバラエティの豊富さを伝えようと、シリーズの180㎖商品をすべてラインアップ。ボリューム感と迫力のある陳列を行った。
陳列のポイントとなっているのは、「キユーピードレッシング万博」をキャッチとして掲げる巨大なオリジナルボード。サラダの画像をあしらうほか、「万博」のお祭り感をにぎやかに演出するために、各国の国旗をディスプレイ。商品は全体が美しく見えるひな壇陳列を行い、中央にはトッピング用商品として、北海道産のコーンを配置している。
ボリューム感を演出する一方で、あまり高い位置に商品を配置すると取りにくくなるため、高さには注意を払った。
内藤氏は「オリジナルの販促物については、専任の担当者がいるので、テーマやこちらのイメージを伝え、後は自由に制作してもらっています。今回のボードも、全体の雰囲気を盛り上げる意味で非常に効果的だったと思います」という。
前年同時期比較で大幅に販売実績向上
一方、ダブル受賞をめざして参加した「サラダ麺をたのしもう!」の生鮮MDコースは、日配部門のチルドケース上段でドレッシングを展開。「ふだんから、スペースがある時は、日配部門と相談してグロサリー商品を置かせてもらっています」(内藤氏)という。
こちらは、コンテストのテーマと合わせて、北海道グルメとして人気の高い「ラーメンサラダ」を訴求する売場とし、ドレッシングについては、売れ筋商品と、売っていきたい商品にアイテムを絞り込んで展開した。
こうした努力の結果、大陳開始から2週間の販売実績は、前年同時期と比較して金額で181.8%、買上点数で197.4%と大きく伸長。展開期間トータルでも金額で148.1%、買上点数で164.6%と、圧倒的な効果を生んだという。
内藤氏は、「大きなスペースを割く以上、注目度が高く、見ていただける売場をめざしましたが売場前で足を止めるお客さまが多かったですし、陳列作業中にお客さまから“すごいね”と声をかけていただくこともありました。販売実績面からも反響は大きかったといえると思います」と大陳効果を評価している。
さらに同氏は、「当店は売場面積が大きいので、競合店との差別化を図る意味でも、機会があればこうしたボリューム感のある演出を展開していきたいと思います」と今後のコンテストにも意欲的だった。