受賞店の声加工食品

㈱西鉄ストアレガネット天神店様(福岡県福岡市)伊藤ハム 2019年「The GR AND アルトバイエルン」「レンジでごちそう」ディスプレイコンテストチルド売場 The GRAND アルトバイエルンコースグランプリ

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シンプルで迫力ある売場づくりでグランプリを獲得

あえて定番売場で勝負

スタッフ

精肉チーフの西尾純一氏(中央)、第一商品部精肉バイヤーの濵畑悠一氏(右)、伊藤ハムウエスト加工食品営業部量販2課主事の樺島大作氏(左)

2019年8月1日から9月30日まで開催された、伊藤ハム 2019年「The GRANDアルトバイエルン」「レンジでごちそう」ディスプレイコンテストのチルド売場 TheGRAND アルトバイエルンコースで、グランプリを獲得したのは「西鉄ストア レガネット天神」(福岡市)。売場づくりを担当した、同店精肉チーフの西尾純一氏は「内心、ねらってはいたのですが、まさか本当にいただけるとは思っていなかったので大変驚いています」と笑顔で喜びを表現する。精肉部門において、9月24日から大量陳列を実施し、多くの来店客に商品の魅力をアピールした。

興味深いのは、陳列する場所として、あえて壁面に設けられた冷蔵多段ケースを選んだ点である。「催事スペースや大型の冷蔵平台など目立つところではなく、主通路沿いの定番売場で勝負したいと考えた」と西尾氏は明かす。

日々、多くの来店客が前を通行する、横長の什器、11尺分を目一杯使い、「TheGRAND アルトバイエルン」1品のみをボリューム感を持たせて並べた。その数、実に700個。商品を説明するPOPやボードを添えたほか、アクセントとしてゴールドのレールPOPを取り付けた以外は、商品そのものを全面に押し出すという、シンプルで迫力あるディスプレイをつくった。

陳列は、西尾氏が中心となり、レガネット天神を担当する伊藤ハムウエスト加工食品営業部量販2課主事の樺島大作氏らの協力も得ながら、営業時間中に約3時間かけ完成させた。黙々と作業していたところ、「何をしているのかしら」と立ち止まる来店客も多く見られたという。できあがった迫力ある売場は、多くの注目を集めた。

売れ行きについても、同アイテムの対前年同期実績比で4倍と大きく伸長。西尾氏は強い手応えを感じたようだ。

競争の激しい九州エリア

店舗外観

グランプリを獲得した「西鉄ストア レガネット天神」

レガネット天神は、福岡県を代表する繁華街、天神の一等地に店を構えており、西鉄ストアがフラッグシップと位置付ける店舗である。高質食品スーパー(SM)を志向、味、品質を重視するこだわり商品も積極的に取り入れ、日々、多くの利用者がある。

地域の需要に応じた店舗展開で支持を獲得する西鉄ストアだが、商勢圏とする九州は、競争が激しいエリアとして知られる。同業態のSMだけでなく、近年は食品の扱いが大きいドラッグストア(DgS)、またディスカウントストア(DS)といった異業態も存在感を増しているのが現状である。レガネット天神の商圏内にも、価格訴求型の競合店が複数ある。

これに対し青果物や日配品など購買頻度の高い商品については、地域水準に合わせて価格訴求する一方、豊富な品揃えや丁寧な接客にも力を入れ、差別化を図っている。

そのなか、ディスプレイコンテストに取り組む意義について、西鉄ストア第一商品部精肉バイヤーの濵畑悠一氏は次のように説明する。「おいしさや楽しさ、また売場の華やかさなど、価格以外の価値を視覚を通じ訴求することができることが大きい」。

人手をかける売場づくりは、ローコストオペレーションを実践するDgSやDSには難しく、SMの強みを発揮できる手法だと考えているようだ。

今後も、西尾氏は機会があればディスプレイコンテストにチャレンジする意向を持つ。「おいしい商品を提供するほか、変化ある売場づくりにも取り組み、お客さまに喜んでいただきたい」と抱負を語る。

受賞したディスプレイ